重要な語彙
マーク トウェイン作の、ある忠犬の物語。
マーク トウェイン作の、ある忠犬の物語。
ボクのお父さんはセントバーナード。 お母さんはコリー。 でも、ボクは長老会派らしい。 お母さんはそう言ってた。 ボクにはその難しい違いが何のことか分からなかった。 ボクにとって、それは意味のない、ただの仰々しい言葉なんだ。 お母さんはそういう言葉が好きだった。 言ってみたかったんだと思う。 ほかの犬たちをびっくりさせて、なんでそんな学識があるんだろう、とうらやましく思わせたかったみたい。 でも、もちろん、本当は学識なんかじゃない。 そういうふりをしていただけなんだ。